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IAEA・HICARE協働事業連絡会議及びHICAREセミナーを実施

2010年8月に国際原子力機構(IAEA)・HICARE間で覚書を結んだ,放射線被ばく者医療分野における協働事業を実施する為,IAEAを訪問し,モハマド事務局次長と協議を行った。
 また,新たな国際機関との連携について意見交換を行うため,世界保健機構(WHO)等も訪問した。

派遣期間:

平成23(2011)年10月31日~11月5日

派遣者:

6名

氏  名役       職
土肥 博雄HICARE会長,
広島赤十字・原爆病院院長
児玉 和紀HICARE幹事,
(財)放射線影響研究所主席研究員
田代 聡HICARE幹事,
広島大学原爆放射線医科学研究所教授
佐々木 昌弘HICARE幹事,
広島県健康福祉局長
【事務局(2名)】
   総括書記(広島県健康福祉局被爆者支援課参事)
   書記(広島市健康福祉局原爆被害対策部調査課主査)

協議内容等:

(1)IAEA
 1.打合せ
  IAEA事務局次長 Dr.ダウド・モハマドと,将来に向けた協力,11月23日・24日開催
  予定の 2011 HICARE国際シンポジウム等について協議。
 2.連絡会議

区 分協議先内 容
共同研究原子力科学・応用局
ヒューマンヘルス部
IAEAから次の事項について提案
1.生物学的線量評価の研究ネットワークに参画し,フランスなどの研究先進国とともに,研究途上国の線量評価研究への支援。2012年3月の第1回研究会議に参加予定。
2放射線と心臓血管疾患に関する疫学調査報告のまとめに参画
3.IAEAのホームページに研究教材を提供することについて継続検討
人材育成原子力安全・セキュリティ局
放射線・輸送・廃棄物安全部
原子力安全監視課
HICAREが行っている医師・研究者の受入研修をIAEAと連携して実施することについて提案。継続検討。
原子力安全・セキュリティ局
事故緊急センター
IAEAの研修プログラムへの講師派遣,広島での開催などについて提案。継続検討。
 3.セミナー
  <内容>
  ・HICAREの活動:      土肥会長
  ・原爆放射線の人体影響:  児玉幹事
  ・放射線によるゲノム損傷: 田代幹事
  <参加者>
   ダウド・モハマド事務局次長ほかIAEA職員14名
 
 4.インターンとの意見交換
  日本から滞在中のインターン2名から,IAEAでの研修内容や現地での生活等
 について話しを聞き,インターンシップ制度の導入について継続検討することとした。
 
(2)WHO
 中谷事務局長補(ADG),公衆衛生・環境局の放射線担当者との意見交換及びオープンセミナー(15名参加)を実施した。
 
(3)その他
 国際赤十字・赤新月社も訪問し,HICAREの活動等について説明し,意見交換を実施した。

11月1日 IAEA ダウド・モハマド事務局次長と将来ビジョンについて意見交換

11月1日 IAEAヤン・ワンダジェム放射線生物学者と共同研究について協議