トップページ > 専門家の派遣 > 派遣リスト > 韓国にHICARE幹事等を派遣
在韓被爆者の医療支援及び韓国の被爆者医療・研究機関等との連携強化を図ることを目的として幹事等を韓国に派遣しました。
平成26年(2014)年1月21日~23日
氏 名 | 役 職 |
---|---|
永田 靖 | 広島大学病院放射線治療科教授,HICARE幹事 |
藤原 佐枝子 | 広島原爆障害対策協議会健康管理・増進センター所長,HICARE幹事 |
木村 智樹 | 広島大学病院放射線治療科講師 |
岩崎 和浩 | 広島県健康福祉局被爆者支援課参事,HICARE総括書記 |
河中 郁雄 | 広島県健康福祉局被爆者支援課主任,HICARE書記 |
月 日 | 派 遣 先 | 所 在 地 |
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1月21日(火) | 出発 | - |
大韓赤十字社 | ソウル市 | |
1月22日(水) | 韓国原子力医学院 (KIRAMS) | |
サムスン医療院 | ||
1月23日(木) | 帰国 | - |
【大韓赤十字社】
「HICARE及び大韓赤十字社の現在の取組」や「HICAREが大韓赤十字社の協力を得て実施している受入研修」等について意見交換を行いました。
大韓赤十字社から,受入研修の継続実施について強い要望がありました。また,受入研修に限らず,HICAREが行う事業へのさらなる協力をいただくことについて賛意を得ました。
大韓赤十字社における協議
高 事務総長(左)と永田幹事
【韓国原子力医学院(KIRAMS)】(※1)
「HICARE及びKIRAMSの現在の取組」及び「放射線によるがん治療」等について意見交換を行いました。これまで交流の深かった緊急被ばく医療部門だけでなく,放射線治療部門との交流を深めることができました。
※1 KIRAMS
韓国における放射線医学に関する国立の研究所で,緊急被ばく医療センターの他に放射線医科学研究所,がん病院,重粒子加速器部などを有する。
KIRAMS前において
趙KIRAMS院長,李緊急被ばく医療センター長らと
放射線治療に関する意見交換(1)
放射線治療に関する意見交換(2)
【サムスン医療院】(※2)
HICAREとこれまで関係の薄かったサムスン医療院において,同院及びその関連病院の医師に対して「原爆放射線の人体影響」や「放射線治療」に関するセミナー及び意見交換を実施しました。
被爆者医療の重要性を広めるとともに,HICAREの取組について理解を得ることができました。
セミナーの概要
講演1 | 肝細胞がんに対する定位放射線治療 Sterreortactic Body Radiotherapy(SBRT) for Hepatocellular Carcinoma(HCC) | 木村医師 |
講演2 | 肺がんに対する体幹部定位照射の現状 Current status of SBRT in lung cancer | 永田幹事 |
講演3 | ・原爆放射線の人体影響 | 藤原幹事 |
※2 サムスン医療院
「最善の診療,先端医学研究,優秀な医療人材の養成により,国民の健康向上に寄与」することを設立理念として,1994年に設立された。40診療科1951床を有している。このほかに8つの特殊センターと110余りの特殊クリニックから構成されており,1,200余名の医師,2,000余名の看護師を含む6,500余名が勤務している。韓国トップ3に位置づけられる病院。
木村医師による講演
永田幹事(左)による講演
藤原幹事による講演
聴講のようす