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アメリカ(サンフランシスコ)で被爆者医療研修会を実施

 原子爆弾による被爆から72年が経過し,被爆者の高齢化が一段と進む中,在外被爆者においても,より日常的に安心して適切な医療を受けることのできる環境整備が必要となっている。

 このような状況を踏まえ,広島県・広島県医師会が実施する在北米被爆者健康相談等事業に併せて,米国(サンフランシスコ)で,次のことを目的として被爆者医療研修会を実施した。

目的

○高齢化が進む被爆者への医療について,現地医師等医療関係者の理解を深めるとともに連携の強化を図る 

○HICAREの医師等受入研修事業の周知を図る

 

開催日時・場所等: 

平成29 (2017 )年7月16日

 場  所参加者(人数)
 第一回 13:00~ 

セントメアリー医療センター

モリッセイホール
 

医師,被爆者,健診ボランティア等  20名

第二回 15:00~

医師,被爆者,健診ボランティア等 15名

構成員:

 加世田 俊一 

 HICARE代表幹事

 広島県医師会常任理事,広島赤十字・原爆病院副院長

 藤原 佐枝子 

 HICARE幹事

 広島県原爆障害対策協議会 健康管理・増進センター所長

 福原 美百合 

 HICARE総括書記

 広島県被爆者支援課 参事

セミナーの概要:

挨拶

第21回在北米被爆者健康相談等事業健診団を代表して

健診団団長: 豊田 秀三

広島県医師会副会長,豊田内科胃腸科院長

研修1

「高齢化が進む被爆者への健康診断」

講師: 藤原 佐枝子

研修2

「北米健診の歴史」

「HICAREの概要及び研修事業」

講師: 加世田 俊一 

       

 

成果:

●現地で被爆者に接する医師等医療関係者に,高齢化が進む被爆者へ医療,健康診断や健康相談の意義について理解を深めることができた。

●現地医師,医師会等にHICAREの概要や事業,特に医師等受入研修事業について,周知することができた。

●研修会に出席した現地医師から,医師等受入研修に参加したい,受講後はより一層現地被爆者のケアに携わりたい旨の申し出があった。

●現地医師会から,HICARE医師等受入研修の周知等について,協力していきたい旨の申し出があった。