トップページ > 活動状況(年度別) > 活動状況(2010年度~2019年度) > 韓国放射線被曝者医療研修団の受け入れ
広島赤十字・原爆病院にて
パク・キュンドウゥク団長(左から3番目),研修団と土肥院長(HICARE会長)(前列中央白衣着用)
団長:
パク・キュンドゥク 国立緊急被曝医療センター緊急診療部長
団員:
チョ・ウォンシック 嘉泉医科大学吉病院医師
パク・ヘンジュ 全南大学病院放射線医学科技師
カン・ゲスック 慶北大学病院管理者
チュン・チェボン 済州ハルラ病院医師
ジョン・ファンジョン 全北国立大学病院
キム・ユンス 大田陸軍総合病院医師
ほか3名(ホームページに氏名の掲載を希望しないため)
PARK, Kyung-Duk(パク・キュンドゥク)KIRAMS国立緊急被曝医療センター緊急診療部長
1. 先ず関係者皆様の暖かい歓迎に感謝致します。特に 船岡徹さんの細かい部分までの気配りと研修においては困難で厄介な質問に対して真心を込めて返答してくださった先生方に感銘を受けました。
2. 通訳がいたので研修者たちが教育内容に対して言語問題で悩まないようにご配慮してくださったので良かったです。
3. バスに乗って移動するのもいいですが,電車などに乗って広島市民が経験する出勤をしながら教育を受けてみるのも良い経験ではないかと思いました。
4. 広島に着いてから頂ける広島案内のパンフレットを,事前に受け取れるようにしてくださると,教育と共に広島文化遺産を経験するのにもっとよかったのではないかと思います。
PARK, Haeng-Ju(パク・ヘンジュ)全南大学病院放射線科技師
計画的で体系的な方法の研修が印象的でした。県,市,そして病院との有機的な体系がよく整っていると思いました。
KANG, Gae-Sook(カン・ゲスック)慶北大学病院管理者
案内して下さった方々,今度の研修に係わったすべての先生方のご親切に感謝いたします。
広島市役所及び県庁をはじめ,様々な機関の協力的な体系が印象的でした。
放射能被爆に関する力学調査及び治療,管理など,様々なことについて大いに学ぶことができました。
■韓国での医療活動:
放射線安全管理及び医療行政業務を担当しています。
CHUNG, Jae-Bong(チュン・チェボン)済州ハルラ病院医師
私たち研修チームを案内し助けてくださった方々の親切とご配慮に感謝いたします。放射能事故に対する理解の幅を広げる契機になりました。
長年研究して来られた知識を分けてくださった先生方に心より感謝申し上げます。
JEONG, Hwang-Jeong(ジョン・ファンジョン)全北国立大学病院医師
市役所,県庁,広島大学病院,RERF,広島赤十字原爆病院の有機的な協力関係は,官・学・産,研の連携体制の下でプログラムされている印象を受けました。
具体的で実質的な協力関係がどんな風に成り立っているかはよく分かりませんが,被爆者に対してある程度徹底的な管理と対策が実現されていることが分かりました。
■韓国での医療活動
私は放射線医学専門医です。
私の臨床分野は,映像分野では,神経学,核医学,腫瘍学領域であり,診療部門では甲状腺癌患者を診療しています。
研究領域では標的分子映像と薬物伝達器具開発及び映像剤材開発に係わる研究をしています。
KIM, Young-Soo(キム・ユンス)大田陸軍総合病院医師
広島に落とされた原爆により私たちは無くした祖国を返してもらったが,今まではその裏に隠された意味について深く考えもしませんでした。
満足できる教育のプログラムよりも,その当時の惨事の実体やその重い荷を背負って現在の姿にまで築いて来られた広島の人々に,より深い感銘を受けました。
どんな理由であって再び繰り返されてはいけない歴史であり,もっと多くの人が私と同じ考えを持つように微力でありながら役に立ちたいと決意しました。