活動状況(年度別)

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活動状況(年度別)

アメリカより医師3名を受け入れ

アメリカ合衆国より緊急被ばく対応について学びたいとする医師ら3名を受け入れ,放射線被曝者医療に関する研修を行いました。

受入研修生:

1.リチャード・ゾラスター
 ロサンジェルス地区救急医療センター 
 救急医学

2.オードリー・コナウ
 CATF-5アーバンメディカルチーム
 救急医学

3.ティム・デグナー
 カイザー・ロサンジェルス・メディカルセンター
 小児循環器

 

研修期間:

平成25年(2013年)2月18日~2月22日
※上記期間はブラジルの医師2名,ベラルーシの医師1名と合同研修。

研修機関(研修日程順):

広島大学病院(高度救命救急センター)
広島原爆養護ホーム倉掛のぞみ園
広島赤十字・原爆病院
広島原爆障害対策協議会
放射線影響研究所
その他平和記念資料館ほか視察

研修内容:

放射線被曝者医療研修

広島大学病院高度救命救急センター 谷川攻一教授(右端)と

広島原爆被爆者援護事業団 鎌田七男理事長(左端)と

倉掛のぞみ園で茶道クラブを体験するゾラスター医師(中央)とデグナー医師(右)

広島赤十字・原爆病院 有田健一呼吸器科部長(右から2番目)と

広島原爆障害対策協議会 佐々木英夫健康管理・増進センター所長(右端)と

佐々木所長の講義を受ける研修生

放射線影響研究所 グラント疫学部副部長より講義を受ける

放射線影響研究所で館内視察

HICARE研修修了証を読み上げる放射線影響研究所 林分子疫学部副部長(右)

左はデグナー医師

修了証を受け取ったゾラスター医師(左)

修了証を受け取ったコナウ医師(左)

所 感:

◆放射線の影響について,とても多くのことを学びました。これまで正しく理解していなかった概念がたくさんあったことに気付かされました。講師の先生方の,具体的で経験から得られた知識は,非常に素晴らしかったです。私は今後,ロサンジェルス地区の緊急医療対応策を見直すつもりです。また,今回得た知識を私の災害に関する講義の中に取り入れて行こうと思っています。

◆多様なテーマについて多くの知識を得ることができました。今回の研修は,放射線被ばくというテーマ全体を理解させてくれ,特定の事実を教わるよりも,より重要なことだと感じました。講師の先生方の,原爆という悲劇の爪痕を伝えようとする情熱が,はっきりと 伝わってきました。