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韓国放射線科学院(KIRAMS)国立緊急被曝者医療センターから研究者1名を受け入れ、1か月の研修を行いました。
韓国放射線科学院(KIRAMS)国立緊急被曝者医療センター
上級研究員 チェ・テ・ヒュン
平成19(2007)年1月12日~2月6日
(財)放射線影響研究所
広島大学原爆放射線医科学研究所
被曝線量推定研修(生物学的線量推定)
(財)放射線影響研究所 大久保理事長と
まず、私にこのような素晴らしいチャンスを与えてくださったHICAREの関係者の皆様に心から感謝申し上げます。
韓国のKIRAMSは3つの機関で構成されており、ほとんどの医療関係者はこの3つの機関である病院勤務か研究センター、そして国立緊急被曝者医療センターの所属となっております。私は緊急被曝者医療センターに所属していて、緊急医療チームの生物学専攻研究員として、主に放射性同位元素を利用した診断や治療の生物学的研究を専攻しております。
生物学専攻者としては珍しく核物理、放射線化学などを理解し、実際に活用しているので、緊急被曝者医療センターの生物学関連部門を担当させてもらっています。現在、私が担当している任務の中に、緊急被曝者医療センター内に生物学的線量測定室を設置、運営させる仕事がありますが、今回、HICAREがご提供してくださった研修は、まさに私にとって必要な時期に必要な研修だったので大変嬉しく思っております。
約1か月間、広島の(財)放射線影響研究所(RERF)遺伝学部の児玉喜明副部長から研修していただいた染色体分析技術や判読訓練は、私に大変役に立つ訓練でした。
広島で受けた研修内容は、韓国に帰って緊急被曝者医療センターの検査室で、すぐに活用したいと思っております。
もう一度HICARE関係者の皆様と児玉喜明先生に深くお礼を申し上げます。
ありがとうございました。
児玉室長(前列左端)、研修スタッフと