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放射線医学研究センター
主任研究員 アレクサンダー・イワニコフ
研修風景
私は、今回、歯エナメルの電子スピン共鳴法(ESR)を活用した放射線量測定(ESR線量推定法)の研修を受けました。ESR線量測定に関して新しく得られた知識は、放射線事故後に放射能に汚染されたチェルノブイリ、セミパラチンスク及び南ウラル地方に住む人々の線量再評価に活用したいと考えています。HICAREの研修はとてもよく計画されており、私の今回の研修に対する希望は十分達成されました。
また、広島滞在中は、自転車を活用して、とても快適な生活を楽しむことができました。
放射線事故(チェルノブイリ・セミパラチンスク・南ウラル)を原因とした、放射線被曝の可能性がある地域の人々の、放射線量再評価に関わる研究プログラムに参加しています。放射線被曝量に関する情報により、放射線が誘発する病気が発症する可能性のある人々の群を特定することが可能になります。また、これらの病気が、どれくらいの放射線被曝量により発症するかについての目安を推定することができるようになります。