活動状況(年度別)

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活動状況(年度別)

カザフスタンから研修生1名を受け入れ

 カザフスタンから研修生1名を受け入れ、1週間の現地見学研修を行いました。

受入研修生:

カザフスタン・セミパラチンスク医科大学診療センター
副院長 マサリモフ・イェセンガジィ

期間:

平成18(2006)年9月22日~28日

研修機関(研修日程順):

(財)放射線影響研究所
広島赤十字・原爆病院
広島大学原爆放射線医科学研究所
(財)広島原爆障害対策協議会
広島大学病院(外科)
平和記念資料館ほか視察

広島大学病院 浅原病院長 (HICARE理事)(左)と

研修内容:

現地見学

所感:

 平成18(2006)年9月22日から28日の滞在の間、研修のスケジュールは、非常に充実したもので、変更されずに行なわれたので、高く評価しています。特に興味深かったのは、星正治、有田健一、佐々木英夫各氏の講義でした。
 滞在中、平和公園、平和資料館、宮島を見学して、日本の歴史に触れ、日本の文化をよりよく理解できました。
 HICAREの方々の的確な仕事振り、またリダーシップのおかげで、一つの場所から他の場所へ効率的に移動し、研修のスケジュール通りにスムーズに進みました。
 HICAREの関係者の皆様に感謝の言葉をお伝えしたいと思います。

広島赤十字・原爆病院呼吸器科 有田主任部長 (HICARE幹事)(左から2人目)と

カザフスタンでの医療活動:

 私はセミパラチンスク医科大学診療センターの副院長です。私の担当は、東カザフスタン州セミパラチンスク地方の外科的患者の診断、治療、リハビリテーションに関するすべての医療活動です。外科医としても、医療活動に参加しています(年間手術数 約70)。私は、血管障害や消化管疾患を持つ患者の外科的治療に関心を持っています。カザフスタンの他の地方に比べて、セミパラチンスク核実験場の地域では、これらの疾患による死亡率がより高くなっています。