トップページ > 活動状況(年度別) > 活動状況(2000年度~2009年度) > カザフスタン国立医科大学から医師を受入
研修風景(武市クリニック)
放射線被曝は、体の組織や内臓の様々な腫瘍や疾病の原因となっています。
広島に放射線医学の研究にやって来た外科医として、私は昭和20(1945)年8月の原爆投下時、またはその後に被爆した方々に対する医療援助がどのように行われているかを観察しました。甲状腺疾患を持つ患者さんには、外科医として特に注目していました。そして広島のいろいろな病院を訪ねました。
特筆に価するのは、武市医師のクリニックで、甲状腺疾患を持つ患者さんに質の高い医療を提供していることです。患者さんの予防医学のレベルにまで高められています。
日本では、腫瘍病早期発見に関して全ての条件が揃っています。第1にレベルの高い専門医がいること、そして第2に最先端の技術を駆使した医療機器がありことです。
HICAREで研修をさせていただいたこの2ヶ月で、私は日本の医学は予防医学の方向に進もうとしていると感じました。これは大変重要な動きです。
日本で得られた新たな知識は、必ず役立つことでしょう。
研修風景(済生会広島病院)