活動状況(年度別)

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活動状況(年度別)

ブラジルより医師3名を受け入れ

ブラジルより医師3名を受け入れ,放射線被曝者医療に関する研修を行いました。

受入研修生

1. テッシー・ヘントナ・オオサキ
   サンタクルス病院 眼科医

2. マルコス・エイジ・シロマ
   サンパウロ日伯援護協会日伯友好病院 産科・婦人科医

3. フェルナンド・ヤスト・マキシ
   スギサワ病院 腫瘍外科医

期間

平成27年(2015年)2月3日~2月27日

研修機関(研修日程順)

<中期プログラム>
広島大学病院 眼科…研修生1 
広島大学病院 産婦人科…研修生2
広島大学病院 皮膚科…研修生3
広島大学原爆放射線医科学研究所(研究分野詳細)

<短期プログラム>
放射線影響研究所
広島原爆障害対策協議会
広島大学病院(高度救命救急センター)
広島原爆養護ホーム倉掛のぞみ園
その他平和記念資料館ほか視察

研修内容

放射線被曝者医療研修

広島大学病院放射線治療科 永田 靖教授(左から2番目)に挨拶

放射線影響研究所 放射線生物学/分子疫学部 林奉権副部長(左端)と

放射線影響研究所で施設見学:天満恵一総務課長(右端)と

広島原爆障害対策協議会健康管理・増進センター 藤原佐枝子所長(左から2番目)と

広島大学病院高度救命救急センター 廣橋伸之准教授(左端)と

広島原爆被爆者援護事業団 鎌田七男理事長(右端)と

広島大学原爆放射線医科学研究所 稲葉俊哉所長(右から2番目)より修了証をいただく

平和公園にて

所感

◆放射線被ばく者医療に非常に深く関与する専門家達にお会いする機会を得ることができました。彼らの放射線の人体影響に関する様々な研究に魅了されました。私は腫瘍医ですので,がん患者を日々診察しています。HICARE研修で学んだことで,今後患者の疾病に対し,放射線がリスク因子であるかについて,より良い分析を行うことができると思います。

◆今回の研修で,原爆について,また放射線の医学的影響について学びました。私の病院は毎年被爆者健康診断を行っています。今回学んだことを,今後健診で被爆患者に関わる際に活かしたいと思います。また原爆が彼らの人生にどれほどの影響を与えたのか,より理解していきたいと思います。被爆者に対する人道的支援について学べたことも非常に印象的でした。

◆放射線に関する知識を学んだことで,今後被ばく患者を診察する際の心構えが出来ました。
広島大学病院の産婦人科での研修も非常に興味深いものでした。ブラジルと日本の文化の違いにより,医学的アプローチで異なる点をたくさん発見しました。