短い滞在でしたが,HICAREの関連機関を効率的視察できるプログラムを組んでいただき,感謝いたします。
放射線被ばくに関する研究機関,医療施設,教育機関がそれぞれ連携し,有機的に機能している状況がわかりました。蓄積されたデータは大変有益なものです。
研修のはじめに先ず訪問した平和記念資料館は衝撃的でした。この歴史的悲惨さを繰り返さないためにも,すべての科学者が訪れるべき場所です。HICAREが提供するプログラムの原点はここにあると実感しました。
帰国後は,ロスアンゼルスの原爆被爆者診察する機会のある現地の医師に,HICAREの研修のことを伝え,できるだけ研修に参加して,放射線被ばくに関する基本的知識を身につけるよう促したいと思っています。
また,私のクリニックを訪れる原爆被爆者を診察する際に子下位得た知識・技術を役立てたいと思います。
さらに,一般患者であっても,X線検査やCTを選択する際には,被ばく量のことをこれまで以上に考慮したいと思います。