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ラトビア共和国で,チェルノブイリ原発事故の被曝者支援のための研究等を行っている医師1名を受け入れ,放射線被曝者医療に関する研修を行いました。
アルヴィツ・ヤコブレフ
リガ・ストラディン大学 病理学部助手,博士課程学生
平成26年(2014年)12月1日~12月26日
放射線影響研究所
広島大学原爆放射線医科学研究所
広島大学病院(高度救命救急センター)
広島赤十字・原爆病院
広島原爆養護ホーム倉掛のぞみ園
広島原爆障害対策協議会
その他平和記念資料館ほか視察
放射線生物影響研修
疫学・統計学技術研修
放射線影響研究所での研修風景
広島大学原爆放射線医科学研究所 稲葉俊哉所長(奥)と
広島大学病院高度救命救急センター 廣橋伸之准教授(左)と
広島赤十字・原爆病院呼吸器科 有田健一部長(右端)と
原爆養護ホーム倉掛のぞみ園 鎌田七男園長(右)と
広島原爆障害対策協議会健康管理・増進センター 藤原佐枝子所長(左)と
お世話になった放射線影響研究所にて研修修了証授与式。大久保HICARE会長(放射線影響研究所理事長,左端),放射線生物学/分子疫学部 林奉権副部長(右端)と。
慰霊碑前で
分子診断の役割が増しているため,分子技術を理解することは,病理学において非常に重要です。HICARE研修でPCR,DNA抽出,ROS検出など多くの分子技術を学んだことで,分子診断をより理解し,適切な手法を選ぶことができるようになりました。私の今後の科学的研究に非常に役立つものと確信しています。
放射線の人体影響についても多くを学び,病理学者として放射線と疾病の関係を理解する上で非常に有益なことでした。研修で得た知識を科学的・学術的研究に役立て,学生の教育に活用したいと思います。また放射線と分子病理学についてより理解できたので,同僚との情報共有にも努めたいと思います。