活動状況(年度別)

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活動状況(年度別)

ブラジル及びイランより医師4名を受け入れ

イラン及びブラジルより4名の医師を受け入れ,放射線被曝者医療に関する研修を行いました。

受入研修生:

1. シャハブ・アブドゥライファール (イラン)

  イラン赤新月社 災害医療部部長代理

 

2. エディ・ニシムラ (ブラジル)

  サンタクルス病院・婦人外科医

 

3. ワグナー・コウジ・アラガキ (ブラジル)

  日伯友好病院・眼科医

 

4. ルミコ・ウノ (ブラジル)

  フルミニャーノ医学研究所・産科・婦人科医

研修期間:

研修生 1

  平成28 (2016) 年2月15日 ~ 2月19日

 

研修生 2 ~ 4

  平成28 (2016) 年2月9日 ~ 2月26日

研修機関:

2月9日 ~ 2月12日

 広島大学病院

2月15日 ~ 2月19日

 広島大学病院(高度救命救急センター)

 放射線影響研究所

 広島原爆養護ホーム倉掛のぞみ園

 広島大学原爆放射線医科学研究所

 広島原爆障害対策協議会

 広島赤十字・原爆病院

 その他平和記念資料館ほか視察

2月22日 ~ 26日

  広島大学原爆放射線医科学研究所

研修内容(研修日程順):

研修生 1

 放射線被曝者医療研修

研修生 2 ~ 4

 放射線障害診断研修

 

 

広島大学病院放射線治療科 永田靖教授(左)と

広島大学病院高度救命救急センター 廣橋伸之准教授(右)と

広島赤十字・原爆病院 加世田俊一副院長(右奥)と

広島原爆被爆者援護事業団 鎌田七男理事長(右奥)と

広島原爆障害対策協議会健康管理・増進センター 藤原佐枝子所長(右から2人目)と

放射線影響研究所 疫学部 定金室長代理(左奥)と

放射線影響研究所 臨床研究部 立川内科長(左奥)と

広島大学原爆放射線医科学研究所 田代聡教授(左)と

田代教授より修了証を受け取るシャハブ・アブドゥライファール氏

広島大学原爆放射線医科学研究所 保田教授より修了証を受け取るエディ・ニシムラ氏

保田教授より修了証を受け取るワグナー・コウジ・アラガキ氏

保田教授より修了証を受け取るルミコ・ウノ氏

所感:

◆このコースで学んだことを学生や同僚に研修を行って伝えて行こうと思います。そしてまた核災害医療補助に特化したチームをイラン赤新月社内部に作ってみようと思います。

 

◆自分の先祖の国をとうとう訪れる機会が持てたということとは別に,この経験全体がとても楽しいものだったといわせていただきます。資料館や史跡を訪れたことは,私がこの研修と放射線の問題をしっかり理解するうえで極めて大切なことでした。

 

◆被爆者の治療とフォローアップのために,多くの人が尽力していることを実感しました。他にも被爆者に対して適切な援助がなされるよう取り組んでいる方たちがいることも分かりました。

 

◆原爆に関して積み重ねてきたデータや「被爆者の患者さん」たちの健康情報に感銘を受けました。広島大学で実施されている検査手順を見学したので,ブラジルのサンパウロ日伯友好病院においても原爆被爆者患者の検査手順として確立していきます。