活動状況(年度別)

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活動状況(年度別)

韓国・被爆者医療短期研修団(看護師6名)を受け入れ

韓国大韓赤十字社の原爆被害者診療協定病院で医療に携わる看護師6名を受け入れ,放射線被曝者医療に関する研修を行いました。

受入研修生:

 

キム・チュンオク (金 春玉)慶熙医療院
イ・ナンジュ (李 蘭珠)釜山報勲病院
キム・ヒョンジュ (金 賢珠)ソウル赤十字病院
ベク・ウンオク (白 雲玉)居昌赤十字病院
イ・ウンヨン (李 恩榮)領南大学病院
グ・ジャイム (具 玆妊)仁川赤十字病院

研修期間:

平成25年(2013年)11月25日~11月29日

研修機関(研修日程順):

広島大学病院(高度救命救急センター)
広島赤十字・原爆病院
広島原爆養護ホーム倉掛のぞみ園
放射線影響研究所
広島原爆障害対策協議会
その他平和記念資料館ほか視察

研修内容:

放射線被曝者医療研修

広島大学病院高度救命救急センター 廣橋伸之准教授(左から3番目)と

広島赤十字・原爆病院呼吸器科 有田健一部長(右端)と

原爆養護ホーム倉掛のぞみ園 鎌田七男園長(左奥)と

倉掛のぞみ園での施設見学

放射線影響研究所 臨床研究部立川副主任研究員(左端)と

広島原爆障害対策協議会健康管理・増進センター 藤原佐枝子所長(手前)と

広島原爆障害対策協議会 斉藤看護師長(左)より研修修了証を受け取るキム・チュンオク看護師

修了証とともに

所感:

◆原爆の被害や障害については以前から知っていましたが,被爆地の広島に来て、直接広島の惨状を目の当たりにして肌で感じて胸が痛みました。これからは核の有効利用を慎重に考え,世界平和のために反核運動に参加したいです。また今後は被爆者の立場に立って,被爆者の要求や苦痛を理解しながら看護して行きたいと考えます。

◆倉掛のぞみ園では鎌田園長が事業概要の説明や,放射線が人体に及ぼす影響について講義をして下さいました。
 入園被爆者の食事の栄養や健康管理にも大変気を使っておられ,機械を使って椅子ごと浴槽に浸かることができるお風呂,24時間管理されている換気装置のある居室で,被爆者の皆さんは伸び伸びと生活していました。

◆放射線に関する知識不足で放射線被ばくについて不安がありましたが,今回の研修で正しい知識を得ることで,被ばくから身を守りながら恐れずに対処できることを学び,不安が軽減しました。
 研修を通じて,被爆結果や病気の進行過程について学び,被爆者の気持ちが理解できるようになったと思います。今後は陜川の被爆者の検診時に幅広い見方で応対できそうです。

◆漠然と知っていた放射線被害について詳しく知ることができました。これから医療現場に戻っても広島に来て初めて感じた胸の痛みを忘れず,病院を訪れるすべての患者さんにもっと積極的に関わって行きたいと思います。

◆この研修で放射線が人体に及ぼす影響についてよく知ることができたので,今後,被爆患者さんをケアするに当たり,より深く理解し,精神的・肉体的看護ができそうです。
 また,核兵器や放射能汚染の恐怖を強く感じたので,今後そのようなことが起きないよう最大限に努力したいと思いました。

◆まず広島大学病院の廣橋先生からは,福島での実状況を交えて緊急被ばく医療の原則や対処方法について講義して頂いたので,大変有益でした。
 広島赤十字原爆病院の有田先生がおっしゃった,「皆さんがその時(原爆投下時)そのような状況だったらどうしたか,何ができたか考えてみて」という言葉が今も耳に残っています。また先生は,看護の基本は,患者さんの話を聞いてあげて,様子を観察することだとおっしゃいました。必ず肝に銘じます。