トップページ > 活動状況(年度別) > 活動状況(2010年度~2019年度) > スリランカ,フィンランド,ブラジル,アメリカより医師4名を受け入れ
スリランカ,フィンランド,ブラジル,アメリカより計4名の医師を受け入れ,放射線被曝者医療に関する研修を行いました。
1.アルナ・パレワテ
スリランカ国立病院 放射線医学 (スリランカ)
※国際原子力機関(IAEA)の推薦により受入れ
2.ライヤ・セウリ
ヘルシンキ大学病院 小児腫瘍学 (フィンランド)
※国際原子力機関(IAEA)の推薦により受入れ
3.エドワルド・マサジ
サンパウロ大学 医療情報学 (ブラジル)
4.イラジ・カルハリ
ハーバーUCLAメディカルセンター 放射線医学 (アメリカ)
平成25年(2013年)1月21日~1月25日
※研修生3のみ1月28日まで
放射線影響研究所
広島大学病院(高度救命救急センター)
広島大学病院(放射線部)
広島原爆障害対策協議会
広島赤十字・原爆病院
広島原爆養護ホーム倉掛のぞみ園
広島大学原爆放射線医科学研究所
その他平和記念資料館ほか視察
放射線被曝者医療研修
放射線影響研究所 児玉和紀主席研究員(左端)より講義を受ける
広島大学病院高度救命救急センター 谷川攻一教授(左端)と
広島大学病院放射線部 永田靖教授(右端)と
広島原爆障害対策協議会健康管理・増進センター 佐々木英夫所長(右端)と
広島赤十字・原爆病院呼吸器科 有田健一部長の講義
広島赤十字・原爆病院をバックに有田健一部長(中央)と
広島原爆被爆者援護事業団 鎌田七男理事長(左端)と
広島原爆被爆者援護事業団 鎌田七男理事長(右)より修了証を受け取るパレワテ医師
倉掛のぞみ園で華道クラブを楽しむカルハリ医師(左)とセウリ医師(右)
広島大学原爆放射線医科学研究所 神谷研二所長(左)とディスカッションするマサジ医師
◆HICARE研修は,原爆被爆者の障害の性質と放射線の人体影響を学ぶ機会を与えてくれました。また,放射線災害後の放射線障害のフォーロアッププログラム,それを反映させた研究,医療マネジメントの準備・構築などの方法も学ぶことができました。
HICARE研修で学んだ研究手法を私の現在の研究論文に応用しようと思います(データ収集・分析,統計記録等の改善)。また,意図せぬ被ばくが,良性および悪性病態を引き起こす可能性があることを学んだので,今後そのような障害をこれまでよりもより効率的に発見することができるでしょう。
広島で新たに得た知識を,国の同僚と共有し,より効率的で正確な放射線障害診断と研究フォローアップを目指します。
◆この度の研修で,非常に多くの事を学びました。また,学んだ内容について,たくさんのプロジェクトを構想中です。今後,ブラジルに暮らす被爆者の健康状態を評価・比較する研究プロジェクトを実施したいと考えています。
この滞在を通じ,広島は歴史の惨劇から復興を遂げた,素晴らしい街であると知りました。
◆HICARE研修で受けた全ての講義が有益でした。今回得た知識を,周りの医師,医学生,看護師に講義するつもりです。講義で見せて頂いたスライド資料を全て頂けたなら,周りの医療関係者と情報共有する際に非常に有効だと思いました。HICARE研修はこれまでの経験の中で,最も役立つプログラムの一つでした。
左からマサジ医師,セウリ医師,パレワテ医師,カルハリ医師