活動状況(年度別)

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活動状況(年度別)

韓国より医師5名を受け入れ

韓国原子力医学院(KIRAMS)及び国立緊急被曝者医療センター指定病院より、医師5名を受け入れ、放射線被曝者医療に関する研修を行いました。

研修生:

 

氏名所属機関役職等

  カン・ジンギュ 

 韓国原子力医学院(KIRAMS)  

および

KIRAMS指定医療機関

  医 師  

シン・ジュノ

医 師

イ・ジソン

医 師
イム・ヨンギ

医 師

イ・ソンミン

医 師

研修期間:

令和元年(2019年)7月23日~7月25日

研修機関(研修日程順):

広島大学病院(高度救命救急センター)

原爆養護ホーム「舟入むつみ園」

広島赤十字・原爆病院

広島原爆障害対策協議会

広島市役所(原爆被害対策部調査課)

広島大学原爆放射線医科学研究所

その他平和記念資料館ほか視察

 

研修内容:

放射線被曝者医療短期研修

広島大学病院高度救命救急センター 廣橋伸之教授(中央)と。

広島原爆養護ホーム舟入むつみ園にて、橋國園長(中央右)、有田医師(中央左)と。

広島赤十字・原爆病院 柏戸副院長(左)と。

広島原爆障害対策協議会健康管理・増進センター 前田亮所長(中央奥)と。

広島市役所 原爆被害対策部 間所調査課長(右から2番目)と。  

広島大学原爆放射線医科学研究所にて、神沼教授(右 )と講師の稲垣先生(左)と。

所感:

◆今回の研修を通じて、原爆の被害を受けた経緯や、深刻だった後遺症、被爆者に対する様々な対処等について、直接知ることができました。それにより、このようなむごいことは二度と起きてはならないという思いを持ちました。放射線非常診療チームの一員としての責任感を一段階強く持つことができる、良い研修だったと思います。

 

◆原子爆弾や福島原発事故の事例を見聞きして、どのように対応し、どのような問題点が発生したのか、実際の被爆者や、対応した先生の、生き生きした話を聞くことができて良かったです。そうした内容を、防災教育や、病院での専攻医の教育に使用するほか、実際の対応についても、マニュアルをもう一度見直してみて、改善したいと思います。

 

◆(広島は)原爆の被害を受けたと想像するのが難しいほど,発展した,きれいな街でした。過去の痛みを忘れないように,原爆被害の資料や遺構をしっかり保存して,後世に知らせている姿に感嘆しました。

 

◆私は韓国で放射線に関する講義を頻繁に行います。広島と長崎の原爆被害について,多くの一般市民の苦しみがあったという事実を,講義を聞く人たちに伝えたいと思います。実は,これまでに放射線影響研究所が報告したLSS(寿命調査)などについて,関係する本や論文を読んで,ある程度は知っていましたが,文章を読むだけでは分からない,悲しい歴史的な事実についてたくさん知ることができました。この部分について,多くの韓国人と共有したいと思っています。

 

◆放射線被害後の管理及び追跡に対する理解度が深まりました。